かるがも保育園のブログ

2月7日 はな・そらぐみ

今日は、はなぐみさんがお客さんになり、そらぐみさんがオペレッタ「どうぞのいす」の練習をしました!

これまでは、動物ごとに登場してセリフを言ったり踊ったりしてきました^^ 一つの動物が終わると次の動物は先生の合図で登場し、ここに置いてね、あっちに戻ってねと教えてもらいながらも嬉しそうに表現していたんです!

そして今日ははなぐみさんやM先生も練習に参加して、ステージ上での動きや登場のタイミング、小道具と子どもたちが重なって見えづらくなっているところを、お客さんの目線から教わりました!

トップバッターのうさぎのSちゃんYちゃんAちゃんは、M先生の「プログラム○番そらぐみオペレッタどうぞのいす」というアナウンスの読み上げにちょっとした臨場感を感じて頬が緩みます^^ そして、ういーーんと開く幕の声を聞きながら、どこか余所行きの顔に*^^* セリフはM先生が驚くほどのはっきりとした大きな声で、Yちゃんを褒めると次のNちゃんが本気になり、それをみたAちゃんもとんかちを大きく振っていましたよ! うさぎさんがせっかく作ったイスが、さいごまでちゃんと見えるように(他の動物たちの身体で隠れないように)、舞台の右端に移動させる動作は今日初めて行いました★トンカチを片手に、M先生の説明をウンウンと聞く3人を前に、まるで工事現場の監督のような気分になってきたM先生でしたが(笑)

それからロバさんです^^ ロバさんは実はいちばんの、長丁場です!一度登場したら最後まで姿が見えっぱなしなので、気が抜けません^^ ロバさんも同様に、登場しての立ち位置や、小道具の移動などを、RくんとSちゃんがいちばんよく魅せることができる場所で位置を考えて、伝えましたよ! 特にお昼寝シーンは、これまではステージ中央だったので他の動物が前に出てくると姿が見えなくなっていたのですが、今日からはステージ右端に移したことでSちゃんはずっと、目を閉じて眠った演技を続けていました*^^*後で休憩の時に「背中が疲れたわ!」とにっこり^^ 踊りの途中でSちゃん声がとってもよく聞こえるね!と褒めると、Rくんも負けじと大きな声を出そうとしたところで、歌詞が曖昧なことに自分で気づき、後で給食の時にM先生に「ロバはなんて歌うんだった?」と聞いてきました*^^*

きつねさんは、登場からパンを抱えてスキップのHちゃん*^^*M先生が「きつねさんのHちゃんは、自分で焼いたパンをスキップで持ってくるから、きっとおいしく焼けたんだろうな~っていうのが伝わってくるよ!だっておいしくなかったらとぼとぼ歩いて出て来るでしょ」とM先生が言うと、先生のとぼとぼ歩きを見てはなぐみさんが笑ったので、Hちゃんもほっぺを真っ赤にして笑っていました*^^*いうまでもなく、2回目以降もHちゃんの登場は軽やかなスキップで、セリフの声も少し大きくなっていたように感じます^^ Hちゃんの中に自信の芽生えをかんじました*^^* Rくんは、看板見つけるシーンで、今まではY先生を見ながら「これはなんだ!」と言っていたので、「Y先生だよ?」とM先生が茶化すと、笑いながら「あーもう!」と(笑) 「Rくんは何を見つけたの?」「看板!」「看板はあっちだよ^^」とM先生。すると、2回目も3回目も、ちゃんと一歩前に出て遠くから看板を覗くようにして「これはなんだ」と(笑)ただ覚えたセリフを「言う」のではなく、ちゃんと「見つけた」演技のRくんに、数分間で成長を感じました*^^*頭の傾け具合がとっても可愛かったです*^^*

くまさんは、今日はSくんがお休みだったので、K君だけだったのですが、今まで3つの動物たちが見た目にも明らかに上手になっていく姿をみてきたので「Kくんが覚えてSくんに教えるわ」と初めから意欲満々!このKくん。今までは待っている間に、小道具のはちみつを触りまわして落ち着かなかったので、どうしても触ってしまうなら置いちょきよと声をかけると、はちみつを置いてそのうしろに正座*^^* この状態で自分の出番まで待機していました*^^*M先生がいつ見ても、はちみつの後ろで正座のスタイルが崩れておらず、妙にそのはちみつが高級な品のように見えてくるほどでした*^^* ひとりだったけれど、移動もどうにか手探りで覚え、登場のタイミングもロバが寝たのを見計らうので、音楽に頼ることが出来ず、たぶん、難しく感じていたと思うのですが、きょろきょろしながらも嬉しそうに緩んだ口元で(ずっと正座で待っててやっと自分の出番だもんね!)頑張りましたよ!1年前との成長をすごく感じました^^「明日はこれをSくんに教えるわ!あ、ちがうちがう、明日は土曜日やったな!(笑)」と^^

リスさんは、これまで4つの動物が、それぞれ新しことを覚えては取組み、たくさんほめられたり頑張るところを教えてもらったりしてきたのを、ずっと見てきたこともあり、全てを活かした集大成みたいな演技を1回目で見せてくれましたよ!^^ 順番がラッキーだったこともありますが、リスさんは4人と言う人数の多さからくる安心感もあるためか、昨日見たときも大きな声で元気にセリフを言う事ができていました♪ せっかくこんなに伸び伸びと出来ているので、イスを最初に発見するのはイスから近い子にするなど、子どもたちが自然と演じられる構成に組み直して提案しましたよ!構成の変更や、立ち位置について、そしてその理由も、今までの動物が言われてきたので、自分たちはどんなことを言われるのかと目をきらきら。自分たちは一発で成功させるぞという意欲を感じたのでM先生も多くは語らずに、子ども達に任せてみました!結果、すぐに成功し、見ていたはなぐみさんからも、他の動物たちからも拍手が!

 

さて、今日は、各動物ごとに今日の出来栄えについて「合格」か「残念」をつけました。本当は、表現あそびにおいてこれをするのは好きではないM先生なのですが、短期間で子どもたちの意欲を最大限まで引き出すコツは、はじめに判定をシビアにつけて「①ちょっとがっかりする」こと。そして、今日ちょっと失敗してしまったあそこさえうまくいけば今度は合格するかもという「②次の目標をもつ」こと。そして最後に、その通りに頑張ってみたら合格を貰えて「③達成した喜び」を感じる事。指導する先生がそのねらいをきちんと踏まえていいところは褒め、子どもたちの意欲に火を点けながら、この3ステップを繰り返すことで(途中からは②と③の繰り返しです^^) 子どもたちはどんどん上達を喜ぶようになります。なので、今日はあえて、「残念・・!」と合格をなかなか出さず、良かったところともっと良くなるコツを細かく丁寧に伝えました^^ 今日は給食からお帰りの時間まで、「明日は成功させるぞ、あ、お休みやった」を何度も聞きました*^^*うん、がんばって!

そらぐみの子どもたちのすてきなところは、自分が「残念」でも、次の動物の「合格」を祈っていること。リスさんで初めて合格が出たときに、手を叩いて喜んであげていたことです!

今までは、登場している動物以外の、そでで待っている動物たちが、ざわざわしたりして「静かに」と注意されることも多かったですが、今日の取り組みでみんなで合格を喜ぶ気持ちをもつことができると、他の動物たちの演技も自然と応援したくなるので、自発的に待ち方も良くなります。注意ばかりではなく、そういう気持ちから盛り上げていく方がみんながたのしめるしひとつになれますね!

はなぐみさんは、すでに自分たちの上達を喜び、さらに「まよいのもりのシーンは雨にしたらどうかな」「だいごろうさんの船は、最初のは失敗作なら、板だけじゃなくて枝で作ったった部分があってもいいんじゃない」と、給食中も遊びの時間もいろいろ思いついて提案してきます*^^*こんな風に、そらさんにも、もっともっとオペレッタを楽しんでほしいなというのがM先生の願いです^^

 

 

はなぐみさんは、今日はそらさんのために、お客さんとしてアドバイザーとして、たくさん協力してくれました!どうぞのいすの看板の棒が壊れていたので、その看板を交代で持っててくれたり、大道具の木がまだ完成していなかったのでイスを使って支えていてくれたり。本当に、全面的に協力してくれて、疲れたと思うけど、「どうぞのいすがうまくいけばいいね」と言う言葉を聞けたときは、M先生も嬉しかったです^^

ありがとう*^^*

 

 

 

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